躁状態ってどんな状態なのか【鬱の状態とは反対に気分が高揚】

実績ある気分安定薬を

ハート

家族はどうすべき

双極性障害の治療は躁状態とうつ状態の症状を抑えることに加えて、再び同じ症状を繰り返さないように予防することに重点が置かれます。治療は薬物療法が主体で、基本的に気分安定薬として実績のあるリチウムが用いられます。リチウムは何らかの酵素の働きを抑制することが分かっていたものの、作用機序ははっきりしていませんでした。しかし、2014年発表の研究によって解明が進みました。マウスの実験で、リチウムにはイノシトールモノフォスファターゼという酵素の働きを抑制することが分かったのです。リチウムは副作用がネックですが、作用機序が解明されたことで、薬の改良に期待が高まっています。リチウムの副作用は手の振るえや口の渇きなどがあるものの、絶対に出るわけではありませんし、服用開始時期に限られることも少なくありません。それに医師は副作用を出さないように、まめに採血してリチウムの濃度を一定にするようにしています。副作用が強かったり、うつ状態や躁状態が落ち着いたりしたからといって勝手に服用を止めると再発の可能性が高まるので、注意が必要です。双極性障害の躁状態は普通でない状態となりますが、双極?型障害で出るのは軽躁状態なので、普段から明るく元気な人だと周囲も気付きにくいかもしれません。でも少しでもいつもと違う様子に感じたり、行動がやり過ぎに感じたりしたら、受診を促してあげることが大切です。診断された後、家族などは、規則正しい生活を送れるようサポートしてあげてください。薬の効果が十分に現れるまでは、うつ状態がしばらく続くかもしれません。本人はこれまで頑張ってきたので、励ますような言動は避けます。旅行や買い物など、気晴らしになるようなことを提案しても行動を起こすのが大変な時期のため、休養をしっかり取れるような環境を用意してあげるのがベストです。反対に躁状態が出ているときは、暴言に悩まされるかもしれません。病気だから仕方のないことであるものの、余りにそれが続くと我慢が限界に達してもおかしくありません。もちろん本人に怒りをぶつけるのはよくありませんが、家族も無理せずに入院措置を図る、家族会などに参加して相談するなど、工夫するといいでしょう。

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