躁状態ってどんな状態なのか【鬱の状態とは反対に気分が高揚】

上手に疾患と付き合うには

医者

日常生活への影響を抑える

気分が高揚した躁状態は本人にとっては気分が良いことが多いですが、双極性障害、いわゆる躁鬱病の症状として現れることもあります。しかし疾患かどうかを本人や周りの人が判断するのは困難なため注意が必要です。専門家である精神科や心療内科に受診して早期の鑑別をしてもらうことが何より重要です。双極性障害と診断された場合、日常の生活においても気をつけるべきことが複数あります。第一に睡眠障害や過労にならないように医師のアドバイスの元で生活を送ることです。躁状態にある人は気持ちが高ぶっているため一晩中寝ずに活動したり、日中も動き続けたりするといった症状が出やすく、疲れも蓄積しやすいためです。第二の注意点に、買い物等で浪費をしないように意識しておく必要があります。不要な物を買い込んだり、高級品を買い漁ったりといった症状は躁状態のときに起こりやすいためで、本人だけでなく周囲の人も見守ってあげることでそういた事態を防げます。そして最後に気をつけたい事として、医師との定期的なカウンセリングや問診を怠らないことです。医師の助言の元で躁状態とうまく付き合っていくことで、日常生活に支障を出さずに暮らせます。一口に躁状態といっても、人によって軽度のものから重度のものまで差があります。躁状態になる人の多くは反対の鬱状態に陥ることもあり、これが双極性障害であり気分障害の一種です。ひどく浮かれている人が翌日に気分が大きく沈んでいたりと気持ちの高揚差が激しいことも、この症状の特徴です。躁状態に関して特に覚えておきたい点は、比較的発症頻度の高い疾患ということです。海外では15%の発症率があったとの研究データも出されており、疫学研究があまり進んでいない日本でも欧米と同じくらいの発症率があると推測する研究者もいます。それだけに精神科や心療内科に受診する人も多く、決して珍しくない疾患であることを知っておくことが大事です。1950年代の黄金期のアメリカでは、双極性障害を含めたメンタルの悩みを抱える人たちが精神科に通うことが1つのトレンドとなった歴史もあります。また躁状態は薬の処方で抑えることが可能です。精神科や心療内科の診断と助言の元、適切な処方箋を服用していくことで気分をある程度コントロールできます。

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