躁状態ってどんな状態なのか【鬱の状態とは反対に気分が高揚】

双極性障害になりやすい人

カウンセリング

早く予防に取り組む

うつ状態と躁状態が交互に出現するのが特徴の双極性障害は、1,000人に4人から7人程度とされています。ただ、国内では本格的な調査が行われておらず、はっきりとしたことは分かっていません。海外に目を向けると、うつ病で治療にかかっている患者の内、2割から3割が双極性障害だとも言われます。これはうつ病よりもうつ状態と躁状態の再発頻度が高い、持病と言える病気であるからだと考えられます。それから、発症しやすい性別はやや男性が多いとされますが、差はほとんどありません。また、発症する年齢は18歳が平均的と言われるものの、60代や70代で初発する人もいます。うつ病など他の精神障害では罹りやすい性格や遺伝的要因、環境要因など、それぞれに特徴がありますが、双極性障害においては特にありません。病気の原因は未だはっきりしていないものの、これは心の病気ではなく、脳やゲノムなど身体的な要因が大きいのではないかと考えられているからです。したがって、他の精神障害で有効な精神療法では症状を緩和することはできません。双極性障害だと診断されたとき、受け入れがたい気持ちになることは珍しくありません。原因がはっきりしておらず、根治が難しい病気だと分かったことによるショックもあるでしょう。でも、早くに病気を受け入れて再発を予防することが最も大切です。幸い効果のある薬がいくつかあるので心配要りません。その中でも基本となるのはリチウムで、うつ状態と躁状態を落ち着かせる効果に加えて、予防する効果も得られます。その分副作用が強めに出るので、血中濃度を保ちながら服用していきます。代表的な副作用は手の震えや下痢、食欲不振などです。ほかに国内で認可されている気分安定薬は、バルプロ酸とカルバマゼピンです。薬の服用は個人の状態によって期間が考えられます。うつ状態と躁状態を何回も繰り返していた人は、長期にわたって服用を勧められることが多いです。それに、精神療法は効果が期待できないものの、病気に対する理解や意識を深めるために心理教育を行うのは有効です。これによって再発の兆しを自分で把握できれば早期に対処できるため、酷い状態にならずに済みます。

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